相模川流域の寺院にスポットをあてた仏像の展覧会。
横浜の県立歴史博物館で行われています。
相模原、海老名、茅ケ崎、平塚、藤沢の約30の寺院から50体の仏像、肖像彫刻(頂相)が集めがられています。時代的には、平安、鎌倉、室町、江戸が中心です。
近所にいながらほとんど見ていない仏像が多かったです。美術史家もほとんど紹介していないので知らないわけです。今回展示されている仏像、頂相をご存じの方はかなりの通でしょう。
今回は各寺院では秘仏の仏像もいくつか出陳され、貴重な展覧会だと思います。相模、湘南にもそこそこ洗練された彫刻が残っています。こういう秘仏は機会がない限り、まず見逃します。
考えてみると、神奈川は鎌倉時代、鎌倉から文化の発信地になったこともあるのです。そのせいか今も鎌倉周辺にはたくさんの仏像があります。よく知りませんが、三浦半島にもかなりの仏像が残っているようです。
神奈川の真ん中を流れる相模川(馬入川)沿いにもたくさんのみほとけがあるのを知りました。
相模川流域に所在する約30の寺から集めた約50体の仏像などを展示している。
相模川流域に所在する約30の寺から集めた約50体の仏像などを展示している。
地味ですが、いい展示です。お見逃しなく。
11月29日まで。